髪の水分量
2026/07/23
髪内部の水分量
髪の毛の健康状態やツヤ、手触りを左右する大きな要素が「髪内部の水分量」です。
1.
理想的な髪の水分量
健やかな髪(標準): 約11%〜15%
傷んだ髪(ダメージヘア): 10%未満(ひどい場合は7〜8%程度まで低下)
タイトル
2.
・髪の内部構造と水分の保持メカニズム
髪の水分は主に中間層であるコルテックス(毛髪組織の約85〜90%)に存在します。
水分の種類(結合水と自由水)
髪の中には2つの状態の水分が存在します。
・結合水(たんぱく質と強く結合している水)
特徴: ドライヤーの熱や乾燥した空気でも蒸発しにくい。髪のしなやかさや弾力を保つ親水性の水分。
・自由水(自由に出入りする水)
特徴: 湿度や温度によって簡単に出入り・蒸発する水分。多すぎるとうねりの原因になり、抜けすぎるとパサつきの原因になります。
タイトル
3. 水分量が低下する主な原因
・キューティクルの損傷
表面を保護するキューティクルが剥がれると、コルテックス内部の水分やたんぱく質が流出します。
・カラー・パーマなどの薬剤施術
アルカリ剤や還元剤によって疎水性(水を弾く性質)を保つ脂質(18-MEAなど)が失われ、水分の保持力が低下します。
・熱ダメージ
アイロンやドライヤーの過度な熱でたんぱく変性が起きると、結合水を保持する力が弱まります。
タイトル
4. 水分量を維持・改善するためのアプローチ
疎水(そすい)性の回復
健やかな髪は水滴を適度に弾く「疎水性」を持っています。
疎水(そすい)性の回復
・健やかな髪は水滴を適度に弾く「疎水性」を持っています。
インバストリートメントやアウトバスオイルで18-MEAや脂質成分(セラミドなど)を補い、内部の蒸発を防ぐバリアを作ります。
・保水成分の補給
ヒアルロン酸、PPT(加水分解コラーゲン・ケラチン)、グリセリンなどの保湿・保水成分を内部に届け、結合水を増やします。
・適正なPPT補修
内部のコルテックス(たんぱく質)そのものが減っていると水分を繋ぎ止められないため、たんぱく質の補修と水分の補給をあわせて行うことが重要です。
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